介護福祉士試験 過去問 【第17回 介護技術】
介護福祉士試験 過去問 【第17回 介護技術】
問題81 コミュニケーションに関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 相手に関心を持っていることを示すには、誠実な態度で相手の方へ少し体を傾ける姿勢等が好ましい。
B 共感的理解のためには、相手の話したくない部分も含めて聞き出すようにする。
C 相手の話の腰を折らず、じっくり耳を傾けて聴く。
D メッセージの伝達経路には、言語的チャンネルと非言語的チャンネルがあり、非言語的チャンネルがより多くを占めるといわれる。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○○
4 ×○××
5 ××○○
問題82 介護従事者の対応に関する次の記述のうち,適切なものの組み合わせ一つ選びなさい。
A 身体機能が低下し、生活上の障害を招きがちな者には、身体機能の維持・拡大を目指した生活を送るよう助言する。
B 社会的役割が減少し、日常生活が無気力になりがちな者には、生きがいづくりを支援するよう助言する。
C 状況の理解や判断に時間がかかりがちな者には、その意向を反映させることなく、介護従事者の考えで支援する。
D 感情をコントロールする力が弱くなり、感情をそのまま表現しがちな者には、その言動を気にかける必要はない。
(組み合わせ)
1.AB
2.AC
3.AD
4.BC
5.BD
問題83 次の記述のうち、適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 寝具は発汗や不感蒸泄(ふかんじょうせつ)により湿潤するので、こまめに乾燥させる。
B 購入したばかりの肌着は、一度洗ってから使用する。
C 衣類についた血液は、直ちに熱い湯で洗う。
D 感染症の人の衣類は、別に分けて洗濯すれば感染症の種類を問わず消毒の必要はない。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○×○
5 ××○×
問題84 外出時の車いす介助に関する次の記述のうち,適切なものの組み合わせ一つ選びなさい。
A 車いすから乗用車へ移乗する場合は、原則として患側から座席に移るようにする。
B 電車を利用する場合には、事前に利用する駅に連絡しておくとよい。
C 短時間の停止の場合は、ブレーキをかけなくてよい。
D 電車に乗る場合は、車いすを電車に対して直角に向け、前向きで乗車する。
(組み合わせ)
1.AB
2.AC
3.BC
4.BD
5.CD
問題85 脱水に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 高齢者は、喉の渇きに対する感覚が鈍くなり、脱水状態になっても気がつかないことがある。
2 脱水の徴候の一つとして、尿量の減少がある。
3 下痢は脱水の一因となるので、下痢の有無に留意する。
4 脱水の確認方法の一つとして、腋下(えきか)の湿り具合の観察がある。
5 三度の食事をとっていれば、食事の時以外に水分をとらなくてもよい。
問題86 排泄の介助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 歩行が困難な場合、夜間は転倒の危険性があるので、ポーブルトイレを使用することがある。
B ベッド脇にあるポータブルトイレは、介護者が扱いやすいことを優先して、身体に合わなくても、できるだけ小型で軽いものを選定する。
C 女性尿器での排尿が困難な場合には、差込み便器を用いることがある。
D 膀胱留置カテーテルを挿入している場合は、尿道口周囲の清拭や洗浄は必要ない。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○××
2 ○×○×
3 ○××○
4 ×○×○
5 ××○○
問題87 要介護者の衣服とその着脱の加除に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 要介護者の衣服は、汚れがめだたないように濃い色調の物にする。
B 臥床したままでの着脱の介助では、前開きの上着が適している。
C 要介護者の衣服は、介護従事者にとって介助しやすい物を優先する。
D 要介護者が、可能な限り自力で着脱できるよう声かけをする。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○××
2 ○×××
3 ×○○○
4 ×○×○
5 ××○○
問題88 入浴の介助に関する次の記述のうち,適切なものの組み合わせ一つ選びなさい。
A 入浴前には、体温や血圧の状態、食事時間や排泄の有無、気分などを把握する。
B 身体の洗い方は、原則として中心から末梢に向かって洗う
C シャワー浴では、介護従事者の手で湯の温度・湯圧を加減しながらかけていく。
D 高齢者は、皮膚の乾燥・掻痒(そうよう)が生じやすいので、十分に石けんを含ませたタオルで強く擦り洗いする。
(組み合わせ)
1.AB
2.AC
3.AD
4.BC
5.CD
問題89 受診の介助に関する次の記述のうち,適切なものの組み合わせ一つ選びなさい。
A 医療機関の紹介を求められて場合は、介護従事者自身が利用している医療機関を紹介し、受診させる。
B 受診に先立って、医療機関までの交通手段や階段・エレベーターの有無などを確認しておく。
C 医師の質問に対しては、介護従事者が常に中心となって答える。
D 処方された薬の内容、服薬方法について把握し、受診後、説明されたとおり実行しているかどうか確認する。
(組み合わせ)
1.AB
2.AC
3.BC
4.BD
5.CD
問題90 高齢者の食事介助に関する次の記述のうち,適切なものの組み合わせ一つ選びなさい。
A 便秘気味の人には、繊維質が少なく、できるだけ消化の良い食材を選ぶ。
B 嚥下(えんげ)が困難な人の介助で使用される増粘剤は、入れ過ぎるとかえって飲み込みが悪くなるので、濃度の調整に留意する。
C 咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)が困難な人には、一口量を減らすなど工夫して、喉の動きを確認しながら行う。
D 顔面の片側に神経麻痺がある場合、植物残渣(ざんさ)は健側に残りやすいので、特に健側の口腔内の清潔に留意する。
(組み合わせ)
1.AB
2.AC
3.BC
4.BD
5.CD
問題91 次の記述のうち関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 福祉用具は、利用者の自立を支援するためのものであり、介護者の負担を軽減するためのものは含まれない。
B 高さが調節できるベッドを活用することによって、ベッドから車いすへの移乗が容易になる。
C T字型つえの長さは、足の横前方15cmの所につえをついて、肘が90度の屈曲位になる長さとする。
D 体位の保持に用いるクッションは、耐久性に富み、衛生的であることなどを考慮して選び、部位や姿勢によって使い分ける。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○×○
2 ○○××
3 ○×○×
4 ×○×○
5 ××○○
事例問題1
次の事例を読んで、問題92から問題94までについて答えなさい。
【事例】
kさん(85歳・女性)は、4年前に脳梗塞で3か月入院したが、歩けるようになって退院し、自宅で一人暮らしを続けている。
現在、要介護度1で、訪問介護サービスを週2回、市の配食サービスの昼食を週5日利用している。また、週1回は近くのデイサービスセンターに通っている。高血圧症のため、4週間に1回は近くの診療所で降圧剤の処方を受けている。
最近、訪問介護員が来ている間にも眠っていることがある。本人は、「年齢のためにトイレが近く、夜中に何度も起きるので眠れない」と訴えている。会話中にぼうっとしていることが多く、表情も乏しくなったように思われる。配食サービスの食事も「おいしくない」と残していることが多い。
3人の息子とその家族は他県に住んでおり、2か月に1度帰ってくる様子である。近所には親戚など頼るところはないが、「自宅がいい」と住み続けている。
問題92 訪問介護員によるKさんへの援助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A トイレが近く眠れないという訴えをよく聞き、日中及び夜間の睡眠と排尿の状態を観察する。
B 配食サービスの食事が「おいしくない」と残すので、食塩一日あたり20g想定した味付けの食事を作る。
C ぼうっとしたり、表情が乏しい状態がみられるようになったことについて、サービス提供責任者に報告する。
D kさんが話しかけやすいよう配慮し、家事を援助しながら会話の機会をできるだけ多くとるようにする。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○×○
5 ××○×
問題93 訪問介護員によるKさんの家族への対応に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 今後、入院等の不測の事態が生じることも考えられることから、息子たちの連絡先を確認する。
B Kさんに一人暮らしをさせることには介護放棄にあたると判断し、息子たちに同居することを勧める。
C 最近のKさんの状態から、一人暮らしが困難になるのではないかと判断して、サービス提供責任者に相談する。
D サービス担当者会議でKさんの状況を説明し、息子たちへの対応について相談する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○×○
5 ××○×
問題94 Kさんの健康管理の観点から訪問介護員が行う援助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 排尿状態を把握し、夜間頻尿の原因を特定して、本人に伝える。
B 表情や会話の内容を注意深く観察する。
C 健康上の不安について、かかりつけ医に相談するよう本人に勧める。
D 降圧剤の服用を続けているか確認する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○×○
2 ○○××
3 ○××○
4 ×○○○
5 ××○×
事例問題2
次の事例を読んで、問題95から問題97までについて答えなさい。
【事例】
Mさん(80歳・男性)は、10年前に軽い脳卒中で倒れ、その後、2回再発した。介護者は妻(74歳)と独身の娘(54歳)である。最近は介助しないと移動もしなくなり、ベッドにいることが多くなった。妻がポータブルトイレでの移乗や、食事の際の食卓までの歩行を介助するようになってきた。言葉は聞き取りにくく、時間がかかるが、簡単な会話は成り立つ。
夫婦関係も親子関係もよい。過剰と思えるほど、二人で一生懸命に介護をしている。妻は膝関節に痛みがあり定期的に通院している。娘は会社員であり、日中は家にいない。なにかあれば近所のかかりつけ医に相談している。その医師の勧めで、寝たきりにしないためにも、所定の手続きを経て週一回の訪問介護が開始された。
問題95 訪問介護員の援助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A Mさんとゆっくり会話し、簡単に答えられるような質問をする。
B 介護の方法や内容について、Mさん、妻、娘から情報を得る。
C 家族の介護意欲を失わせないために、Mさんへの介助は家族に任せる。
D 脳卒中の再発予防のために、食事の内容を観察する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○×
5 ××○○
問題96 Mさんを寝たきりにしないために、訪問介護員が行う本人及び家族への支援に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 食卓での食事を継続するよう助言する。
B 通所介護の利用について情報を提供する。
C 妻の膝関節への負担を少なくするため、ポータブルトイレからおむつの使用に切り替えるよう助言する。
D 居宅内での自立性を高めるために、まず、全面的な住宅改造について提案する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○×○
5 ××○×
問題97 家族が介護を継続していくための訪問介護員の支援に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 援助を行うときには、家族に介護の知識と技術を身につけてもらうために、手順や理由等を説明する。
B 家族の介護上の質問には、どんな些細なことでも、誠意を持って対応する。
C Mさんの残存機能・意欲を引き出すよう、移動及び移乗の適切な介助の方法を指導する。
D 妻の介護負担を軽減するために、娘に離職を勧める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○×○
5 ××○×
事例問題 3
次の事例を読んで、問題98から問題100までにつちえ答えなさい。
【事例】
Sさん(72歳・男性)は、長年腕利きの植木職人として現役で働いてきたことを誇りとしている。趣味はカラオケで歌うことであった。15年前から糖尿病で、食事療法をしてきた。2年前に脳梗塞により左片麻痺となった。思うように動かない自分の身体に苛立ち、何事にも消極的になっていた。また、動くことを不安がり、日常生活動作のほとんどを妻に依存する生活となった。
妻が体調を崩したため、2か月前に特別養護老人ホームに入所きていた。何かにつけ、「どうせ俺の人生だ。勝手にさせてくれ」と言い、施設の行事にも参加しない。食べることに関心が集中し、売店で買ったお菓子を隠れて食べるなど、糖尿病の食事制限は守られず、合併症の危険性も高い。最近ではトイレまでの移動に時間がかか理、排泄の失敗も目立ちはじめた。
問題98 特別養護老人ホームの介護職員によるSさんのアセスメントに関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 脳梗塞の後遺症を持つ自分を受け入れることができず、投げやりになっていると考えられる。
B 病気のため身体が不自由になり、仕事ができなくなったことで、自分の役割が失われたと感じていると考えられる。
C 「勝手にさせてくれ」ということは、自立したいという気持ちの表れであると考えられる。
D 排泄の失敗は、移動能力の低下が影響していると考えられる。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○×○
2 ○×○×
3 ○××○
4 ×○○×
5 ××○○
問題99 介護職員によるSさんへの援助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 毎日の生活の中で、リハビリテーションの視点を取り入れた介護を行う。
B 「勝手にさせてくれ」と言っているので、できる限り希望を優先し、行事などでの声かけはしないようにする。
C 売店でお菓子を買って食べるなど、食事制限が守られていないことを看護師に報告する。
D トイレまでの移動に時間がかかるようになってきたので、早速、車いすの使用を開始する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○×○×
3 ○××○
4 ×○×○
5 ××○×
問題100 介護職員によるSさんの日常生活の活性化への援助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A Sさんが好きだった歌を一緒に歌うよう誘ってみる。
B 身体が不自由になり、何事にも趣味や関心が持てなくなっているので、自分から言ってくるまでそっとしておく。
C 植木職人として長年仕事をしてきたので、園芸クラブに誘うことの適否について検討する。
D 食事に強い関心を示しているので、医師の意見を聞いた上で、月1回の外食行事への参加を働きかける。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○○
4 ×○○×
5 ×××○